ジェット船って知ってますか? 〜航空機から生まれた船〜
年末年始の帰省以来、飛行機乗りたい禁断症状が出ております。
妻が香港に行くというので、飛行機に乗りたいのでついて行こうかなーと言ったところ変態扱いされました。
1.伊豆大島に行って来た。
そんなことはさておき、先週伊豆大島に行って来ました。
調布から飛行機も出ていますが、今回は船で。
私が学生の頃は竹芝桟橋から深夜に出航し早朝に着く船でどんぶらこと運んでもらったものですが、航空機技術から生まれた「ジェット船」があることをご存知でしょうか。
2.ジェット船について
通常船は水の上にプカプカと浮かび、スクリュー等の推力によって前に進みます。
しかしジェット船は浮かびません。
なんと、飛ぶのです!水の上を!
下の図にあるように、低速時は通常の船のように水の上に浮かんで進んでいきますが、高速になるにつれ、船体が水面から離れていき、最終的には飛びます!テイクオフです。
仕組みとしは、ジェットエンジンを用い、海水を組み上げて高速噴射することで推力を得ています。これが前に進む力ですね。
そして船の下には翼があります。この翼にぶつかる水の力で揚力を得て、飛ぶわけです。
飛行機に乗り慣れたマイラーの方や修行僧の方なら想像がしやすいのではないでしょうか。
航空機から生まれた、という通りあのボーイング社が製造しています。
日本では川崎重工等もボーイング社から製造・販売権を得て製造しています。
運行する東海汽船の公式ホームページ等にも説明がありますので詳しく知りたい方はご覧いただくか、YouTubeで動画を見ていただくと理解いただけると思います。(逃げ)
3. ジェット船の乗り心地
乗船すると、まずシートベルトの着用を義務づけられます。
乗客の皆様がシートベルトを締め指定の座席に着席していることを確認してから出発します。どこかで聞いたセリフですね。
飛行機さながらのエンジンとともに高速走行に入ると、海の上にいることを忘れるほど安定した走行状態になります。
すいーーっと動いている感じです。
あ、テイクオフって言葉も使ってました。
ほんとに飛行機みたいですね。
ただ、飛行機同様、風の影響をかなり受けます。もちろん海ですから波もあります。
よって、欠航のリスクは通常の船より高いです。
しかし東京〜大島を1時間45分で結んでくれるのは魅力的ですね。
今なら大島復興割引でかなり安く行けますので、この機会にジェット船に乗船してみてはいかがでしょうか。